~~~はじめに~~~

         「被差別部落」…皆さんはこの言葉を聞いてどう思われますか?
          私が、このブログを始めることにしたのは、職場で「○○地区は危ない」などと

          “心無い会話”が聞こえてきたからでした。それも複数の方から…。

          政策的には、約150年前に「解放」されたはずの被差別部落ですが、

          職場だけではなく、インターネットやパルプマガジン(低俗雑誌)などで、今尚、

          多くの差別があることを実感します。被差別部落出身の妻と結婚し、

          部落の暮らしを知る中で「部落の良さや暖かさ」を皆さんに伝えたいと思います。


         ※「生い立ち編」は、長期連載になります。少々長くなりますが、初めから

          読んで頂くことを強くお願い申し上げます(コチラからどうぞ)

2014年7月4日金曜日

同級生との出会い【生立ち編-28】

さて、私の高校生活ですが・・・
元来、基礎学力が無いのに、
「付け焼刃的な受験勉強」をした結果の合格でしたので
高校に入ってからは、またもや勉強が分からない
チンプンカンプン状態でした。

先にも申しました通り、このH高校へは通学圏で
自動的に振り分けられたのですが、
私が卒業してから数年後、
学校改革だか何だかでH高校も様変わりをし、
今は高偏差値大学への合格者を
多数輩出する進学校になってしましましたが、
私達が通っていた頃は、極々ありふれた普通科高校でした。

しかし、そんなありふれた高校でも、授業に全くついていけず、
授業が面白くなく、学力も落ちてきて、そのうち
あまり授業にも出なくなりました。

だから、朝は授業開始から遅刻登校。
そして、後の授業も適当に抜けだして喫茶店や学食で
時間を潰すことが多くなってきました。

H高校は高校ながら、案外自由な校風で、
正門には扉があったのかなかったのか?
常時あけっ放しで授業中でも自由に出入り出来ましたし、
授業をサボったからといって、
先生が追っかけてくると言うのもありませんでした。

そうですねぇ・・・
どことなく、大学のような自由な感じでした。
そんなある日、学校をサボって喫茶店へ行こうと
自転車で向かっていた時のことです。
少し先で信号待をしている彼女に気が付きました。

グレーのオフィスユニフォームに身を包んだ彼女は、
私と同じ17歳とは思えない落ち着きを放ち、
若さに似つかわない、立派なOLさんの容姿でありました。

彼女は小・中学校の同級生。
顔がかわいらしい上にユーモアがあり、
男性諸氏に、とっても人気がありました。
私は、クラスも一緒のことが多かったので結構仲が良かったのですが、
中学校卒業とともに疎遠になっておりました。

それが、2年ぶりに高校の近くで会いました。

「クミちゃん!(彼女の名前)クミちゃんやんか!久しぶりやなぁ」

「あ、シンちゃん。久しぶりやなぁ」 

「え!?この近くで働いてんの?OLさんかぁ。カッコええなぁ~」

「うん。私な高校入ってスグに学校辞めてなぁ、
今はそこにいてるねん」

と言って、指差したオフィスビルの先には・・・
なんと、前回お話しした、同和系企業の看板が上がっていました。

「私のなぁ、お父さんの紹介やねん」

「お父さん?・・・そうかぁ~。」 

彼女の言葉でピンときた私は、
それ以上詮索することもなく、
いつもと同じ笑顔で微笑む彼女との
短い時間を終えました。

通っていた小学校区には、部落(同和地区)は含まなかったのですが、
きっと彼女は、部落民の血を引いていたことでしょう。

それ以来約30年。
彼女とはそれっきりですが、
途中、随所随所で、件の同和系企業の
ダークな噂が聞こえてきて、ついに逮捕者が出たことを、
彼女に会ってから数年後に、
報道等で聞き及ぶことになりました。

彼女がそのオフィスで、どんな仕事を担い、
どこまで事情を知っていたかは、
後にも先にも、私には全く分かりません。

ただ、部落の事を考えたり、こうして文章にしていると、
今でも・・・

今でも私の心の中では、
あどけなさの中にも、立派なOLとしてオフィスユニフォームに身を包み、
爽やかな秋風の中で、にっこりと微笑む
かわいらしい彼女の姿が浮かびあがります。

それは、部落のジメジメした
イメージや差別とは程遠い
一つの現代部落の形であることを紹介し、
今日のお話を終わらせて頂きたいと存じます。

部落を皆さんに知ってもらいたい!

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