同和地区を含まない、一般の中学校との違いは何でしょう?
私は、他の中学のことは知りませんので、
自身が通っていた中学の事を書きます。
なので、「あ、それは一緒だ!」と言うこともあるでしょうし、
「えっ、それは、私の中学ではなかった!」と言うこともあるでしょう。
◎1クラスに担任・副担任 がいる。
当時は、5クラスあったので、1学年に付、合計で10名の教師がいたことになります。
◎教育指導室がある。
確かな名前ははっきりしませんが、このような名前だったと思います。
校舎内に1室設けられていて、どうやら、同和地区の補習などに使われていたようです。
一般の生徒の利用はなかったです。
◎公的機関「学習センター」での補習がある。
同和地区内の「学習センター 」(地域によっては教育集会所等ともいう)に
教師が出向き、夜間に同和地区生徒を対象に授業を行う。
公的な学習塾のようなもの。
◎同和教育がある。
一般の人権教育ではなく、部落問題に特化したもの。
今、思い出せるのはこんなところでしょうか。
学校教材等が「自腹か公費か」など金銭的な事は分かりません。
妻は、私と年齢が一回り違うので、
妻が中学生の頃は、同和補助はほとんどなかったそうです。
部落関連の法律が終了してからは、「学習センター」も地区外の生徒の
利用が可能になっており、 実際に多くの地区外の生徒が補習授業を
受けているようです。
先日も書きましたが、同和教育については、
机上の話に終わり、しかも、それが、ともすれば「更なる差別につながる
可能性がある」授業であった事をお話しました。
今となっては、プリントなどでの机上の授業よりも、
実際に地区内に生徒を連れて行き、
地区住民の方々の「生の声」を聞いたりするほうが、
どれだけ“ため”になるかと思います。
そして、気軽に地区へ行き来し、地域住民と交流を行う。
これら「開かれた」状態であることが、真の部落解放へと
つながっていくのではないでしょうか。
部落解放同盟の綱領には、「ふるさとを隠すことなく」と言う一文を
見て取ることができます。
ふるさと=部落民というのを隠すのではなく、
自他共に、部落民と言うアイデンティティを認め、
そして、その上で友好的な付き合いをしていくことが、
真の部落解放であるということです。
水平社創立以前は、運動といえば融和運動でした。
(この事については、後に述べたいと思います)
それは、部落民としてのアイデンティティを捨てる運動でした。
そのことに憂いを持った青年たちが中心となり、水平社が結成され、
長き間に形を変えて、現在の部落解放運動につながっていきます。
話がそれてしまいました。
あまり、長くなってもいけませんので、
本日のテーマ、同和指定校と普通中学校の違いは?
を、これにて終了したいと思います。
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