議員じゃなく、プロレスラー時代の・・・。
プロレスが、最もプロレスらしかった頃、
度々、地元興行を見に行ったものです。
猪木や藤浪、ブッチャー、スタン・ハンセン。。。
テレビでは、古舘伊知郎が熱血中継をしていました。
まだ、ジャイアント馬場やジャンボ鶴田、ブルーザー・ブロディも健在で、
アンドレ・ザ・ジャイアントを生で見た時は、その巨大さに、
本当に驚いたものです。
さて、馳浩ですが、プロレスラー時代は、
相手の足を持って、コマのようにクルクルと回す
「ジャイアントスイング」と言う得意技があり、
試合中に、半ば『お約束』でこの技を繰り出していました。
回される対戦相手も当然慣れており、
それなりの演出でジャイアントスイングを迎え入れます。
そして、なんといっても、一番盛り上がるのが観客です!
観客も、「今日は何回まわるのか?」を楽しみにしており、
馳の回転に合わせ「い~ち、に~い・・・」と数えます。
もちろん私も、テレビにかじりつきながら、
「い~ち、に~い・・・」とやったものです。
そんな馳浩ですが、いつの間にか、
プロレスラーをしながら国会議員になっていました。
そして、議員になってからもトントン拍子に出世し、
今や、文科相と言う地位まで上り詰めました。
議員になってからの馳浩には関心がありませんが、
プロレスラー時代の彼は、本当に周りを魅了していたものです。
しかし、先日、馳大臣からとても意味深な発言がありましたので、
それを掲載いたします。
【朝日デジタル 1月23日付】
馳浩文部科学相は23日、茨城県つくば市での講演で、
「公営住宅のある地域の小中学校は、家庭が混乱している。
子どもたちも日常生活が混乱しているのだから、
なかなか授業に向き合える状況にはない」と発言した。
全国の市区町村教育委員会の教育長約60人を対象にしたセミナーでの講演。
馳氏は「朝ご飯、晩ご飯も食べさせてもらえなかったり、
洗濯さえしてもらえなかったりする子どもがいっぱいいる。
風呂にも入れてもらえないという状況だ」などと述べた上で、
「みなさんは現場で(教員)人事に配慮をしておられると思う。
我々は大問題だと思っている」と語った。
馳氏は講演後、朝日新聞の取材に対し、
「教育困難な学校には適切な教員配置が必要だとの趣旨で申し上げた。
公営住宅にお住まいの方々、ご家庭を軽んじるような意図はない。
誤解を生むようであるなら申し訳ない。今後言葉には配慮したい」と釈明した。
なんという発言だ!!!
これを見た私は、馳大臣の言う公営住宅が、
『被差別部落の改良住宅』を指しているとしか思えないのでした。
馳大臣の出身を見てみると、出生は富山県で、育ちは金沢となっています。
金沢といえば、被差別部落を指して「藤内(とうない)」と呼ぶが、
元々、穢多と藤内は別々のグループであったが、
近世に入り同一視されたようです。
そう言う意味では、プロレスラー時代や、議員になってからの馳大臣も、
地方遠征や遊説などで、被差別部落の存在や現状を少なからず知っているのだろう。
しかし、彼は、それを間違った解釈をしているようで、
公営住宅=部落=同和地区=ガラが悪い
というような、認識をしているのではないでしょうか?
記事中からは、馳大臣の真意はわかりませんが、
どうも、部落のことを指しているのではないかと考えてやみません。
いや、たとえ、部落のことでなくとも、
公営住宅に住む方々を、根も葉もない偽りの根拠で差別しており、
馳大臣が、差別者であることに違いはありません。
今でもYou Tubeで、馳浩のジャイアントスイングを見るとホノボノします。
笑みさえこぼれるほどです。
でも、今回のような差別の気持ちを彼が持っている限り、
一国の要職を担う大臣としての資質が問われるのではないでしょうか?
部落を皆さんに知ってもらいたい!
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