~~~はじめに~~~

         「被差別部落」…皆さんはこの言葉を聞いてどう思われますか?
私が、このブログを始めることにしたのは、職場で「○○地区は危ない」などと
“心無い会話”が聞こえてきたからでした。それも複数の方から…。政策的には、約150年前に「解放」されたはずの被差別部落ですが、職場だけではなく、インターネットやパルプマガジン(低俗雑誌)などで、今尚、多くの差別があることを実感します。被差別部落出身の妻と結婚し、部落の暮らしを知る中で「部落の良さや暖かさ」を皆さんに伝えたいと思います。

2014年9月17日水曜日

部落って怖い!【生立ち編-30】

この所、「行って記・見て記・非差別歩記」の執筆に追われ、
“生い立ち編”が随分お休みになってしまいましたが、
今日は久しぶりに“生い立ち編”です。

こちらのコーナーも、ドンドン進んでいかなければ、
いつまで経っても高校生のままですもんねぇ(>_<)

さて、私が通っていた公立高校は、
今のように、行きたい学校を自由に選択できるのではなく、
当時は居住区で通学圏が決まっていました。

ですから、何校くらいあったのでしょう?
よく覚えていませんが、10校程度の中学校から、
我がH高校へ通学していたのではないでしょうか?


H高校の校区には同和地区はありませんでした。
これまで書いてきました通り、私の出身中学の校区内には
同和地区がありましたが、地区居住の生徒は、
通学圏の定義からH高校へは通えず、隣の高校に通学しておりました。

よって、高校当時は同和教育は無かったように記憶しております。
いや、「人権教育」としてあったかもしれませんが、
あまり覚えていない所を見ると、やはり、
無かったか、あっても大した内容ではなかったのでしょう。

しかし、校区内に部落を含んでいないH高校でも、
近辺に部落があるので、やはり部落の話題はありました。

例えば・・・
「市内の中学でドコが強かった?」なんて話になりますと、
初めは強豪校の話になるのですが、
最後は、「あぁ、あそこは部落があるからなぁ」とか、
「同和の奴はツルんで来るからなぁ」とか、
「あ、そこは朝鮮人が多い地域や!」とか、
大体そういった話につながっていきます。

そして、最後は決まって「部落って怖いねぇー!」
と言う話になるのです。

同和指定校出身じゃなくても、
ある程度の人権教育を受けているのでしょうが、
全く役に立っていないことがよくわかりますね。

さて、今日のテーマ「部落って怖い!」ですが、
はたして、部落って本当に怖いのでしょうか?

それは・・
このブログをお読みいただいている方なら
よくご存知ですよね!!


部落を皆さんに知ってもらいたい!

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部落を知ってほしい。それが、差別をなくす早道だから・・・

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2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ブログ拝見させて頂いてます。
本当に難しい問題ですね。
私自身は部落外出身ですが、私の生まれ育った地域には幾つか被差別部落が存在し、小学生時代の同和教育と周囲から被差別部落について学びました。そこで初めて差別意識は生まれたんですかね。。

高校に進学すると共に、被差別部落出身の友達もできましたが、仲良くなると「俺、◯◯出身やで」と、聞いてもいないのに教えてくれた事が印象深いです。

高校を卒業して16年経ちますが、今でも仲良しは被差別部落出身の友達ですし、その友達の甥と私の甥が、学校は違うにも関わらず、少年野球を経て家に行き合うぐらい仲良しになっている事を聞いた時は嬉しかったですね。
今でこそ同和教育はないようですが、私の甥はその友達から告白されたようです。切なくなりました。

高校卒業後ある都市で生活してますが、私自身差別意識はないつもりですが、引っ越しなどの際にはその地域について調べてしまう自分がいます。ですがこれが差別なんですね。
近くの被差別部落地域は、今では地域開発と共に180度環境が変わり、人気の街になってます。

福井県については、O町もM町も仕事で行ってましたが、原発付近の被差別部落地区の存在には驚きました。これは全国で考えられる事なのせしょうか。
確かに原発付近の住民にはかなり高額な交付金が渡っているようですが、想像通りの国や大手電力会社のであれば、同和問題も無くなりそうにないと思ってしまいますね。

被差別部落の暮らし さんのコメント...

匿名さん
コメントありがとうございます。

実際のところ、出自を気にしている部落の方は多いですね。
部落外の方は、差別意識がない方も多いのですが・・・。

福井県の原発については、匿名さんなら
ご存知かと思われますが、O町の隣、T町も部落と原発を有する町です。
これは、単なる偶然か否か?

私は、福井県嶺南以外の原発については勉強不足でわからないのですが、
どうも、嶺南については同和予算の捻出・雇用確保的な意味合いもあったのでは?
と思っております。

もし仮に、このことが事実であれば、
匿名さんご指摘のように、国や町によって部落差別が維持されていることになりますね。

かつて、同和法によって建てられた
改良住宅は、
部落民の劣悪な住環境を著しく改善する素晴らしい住宅でしたが、
それと同時に、「ここは部落です!」と言う事が一目で分かるシンボライズなのです。

シンボライズの有無に関わらず、
皆が平等に仲良く暮らしていける・・。

互いの理解と努力によってのみ、
解決するのでしょうね。