その子が部落民かどうかは、わかりませんでした。
しかし、その子の家へ遊びに行く機会があったのです。
小学校高学年になると行動範囲も広がるので、
部落の場所も、その頃にはもちろん知っていましたが、
実際には地区内へ入ったことはありませんでした。
中学2年だったと記憶しています。
初めて部落に入ったのは・・・。
その時初めて、彼が部落民であることを知りました。
以前から申しておりますように、
現在は、部落民の妻をもらい、部落の暮らしにも
良さを感じる私ですが、当時は、
部落を忌み嫌う文字通りの「差別者」でした。
部落民を低く見てしまう。
「部落民のくせに!」という感じでしょうか。
そんな勢いでしたが、学校には多くの部落民が
存在しており、それ相応の付き合いも必要でした。
先輩との付き合い、同級生との付き合い、
また、それらの家へ行ったら、その家族との付き合い・・・。
しかし、不思議なもので、だんだんと慣れてくるものですね。
フッと、彼らが部落民である事を、少なくとも学校にいる間や、
一緒にバス釣りに行っている間には忘れるのです。
でも、部落に入ると・・・
改良住宅を目の前にすると・・・
やっぱり、心の何処かでは差別しているのですね。
でも、家にも上がるし、友達付き合いもしている。
本当は嫌なら付き合わなければいいはずなのに・・・。
部落を、部落民を嫌いなはずなのに、
そうやって付き合いをしていたことは、
今思えば、従兄弟や叔母が部落民で、
部落が身近な存在であると言うことが、
心の何処かにあったのかもしれません。
部落を皆さんに知ってもらいたい!
このブログを、多くの方に見てほしい。そして、
部落を知ってほしい。それが、差別をなくす早道だから・・・
そんな気持ちで、ブログランキングに参加しました。
どうぞ、クリックをお願いします。m(_ _)m
0 件のコメント:
コメントを投稿