部落・改良住宅の同級生宅へ
おじゃました時のことです。
おじゃました改良住宅の一室に、
男性2名がいた事は、先日の記事で書きましたが、
1名は40台位の中年、もう1名はその方より少し若い感じでした。
どうやら、40代のほうが、同級生の親父さんのようでした。
部屋へ上がると、友人はその方々の紹介もしないので、
仕方なく、私からあいさつすることにしましたが、
なんとなく、雰囲気が悪いのです。
なんと言いましょうか?
一見して、「普通じゃないな」と言う感じが、
ひしひしと伝わってきました。
とりあえず、「コンニチワ」と挨拶をしましたが、
男性は、チラリとコチラを見ただけで、
まるで無視。
少し居心地の悪さを感じながらの滞在でしたが、
時間にして30分もおらずに、外へ出たと思います。
後日、事情に詳しい別の友人から、
彼の父親は極道。つまりヤクザであることを
聞きました。
そのとき、あの日の対応が、
普通ではなかった理由が理解出来ました。
ヤクザ映画を見てもしかり、
愛想のいいヤクザなんて登場しませんものね。
多くは、寡黙で無愛想。
とにかく、極道と云うものは、男を売る世界ですから、
そう軽々しくしてはいけません。
そういう意味でも、一度しか会っていませんが、
彼の父親は、渡世を地で行くような方でした。
もう一人の若い方は、親父さんの子分なのか、
舎弟なのでしょうね。
いまから、十数年前に、
風のたよりで彼の父親(ヤクザ)が、
タクシーの運転手をしているという話を聞きました。
稼業から足を洗ったのか、それとも
渡世人のまま運転手になったのかは分かりません。
ただ、現在、全ての自治体条例で、
公営住宅への暴力団(ヤクザ)の入居は出来ません。
というわけで、今、彼らが、あのままあの改良住宅に
住んでいるのかどうか?
私には知るすべがありません。
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